妙義山の東山麓に鎮座している「妙義神社」。
妙義山、といえば荒々しい岩肌が特徴的で、何度訪れてもその勇ましい姿に圧倒されます。
妙義山は「日本三大奇景」のひとつ、ともいわれています。
江戸時代の面影が残る妙義神社。
その魅力を3つ、ご紹介したいと思います。
1.圧巻の「石段」
一の鳥居から、ほぼ一直線の参道。
そのほとんどが「石段」です。本殿まで自力でひたすら石段を上ります。
長い年月を経ている姿は、とても味わい深く、見るだけでも十分価値があるかと思います。
*神社入口付近の「お知らせ」
*歴史を感じる石段が多く見られます
札所の脇には、お手製(?)の杖があります。
こちらを無料でお借りすることができます。
参道の中腹「太鼓橋」から、「御本社(本殿・拝殿・幣殿)」まで続く道は、2通りあります。
左:メインの参道石段「男坂」 / 右:う回路の参道「女坂」
メインの参道石段「男坂」
この石段は圧巻です!
急こう配で、足元はかなりガタガタ。
何度訪れても、この階段を進む前には気合が入ります。
165段、ただひたすら一歩一歩、丁寧にゆっくりと上り下りすることに集中します。
う回路の参道「女坂」
こちらはゆるやかな勾配が続きます。
ただ、道は舗装されておりませんし、石段のごつごつさもあります。
風情のある道ですので、ゆっくりのんびりと、景色を楽しみながら歩かれると良いかと思います。
2.色鮮やかな「彫刻」の美しさ
妙義神社では、繊細で色鮮やかな彫刻の数々に目を奪われます。
’日光東照宮の彫刻師によって彫り上げられた’ ようです。
波己曽社社殿(県指定重要文化財)の彫刻
参道中腹辺りにある、旧妙義神社社殿です。
色彩豊かな美しい彫刻。
唐門(国指定重要文化財)の彫刻
唐門は、御本社の前にある門です。
宝暦六年(1756年)の建造。
※唐門
※立体的で繊細な彫刻
※唐門の天井絵。彫刻ではありませんが、ダイナミックで見ごたえがあります。
御本社(本殿・拝殿・幣殿 / 国指定重要文化財)の彫刻
小柄な建物ですが、どっしりとした貫禄を感じます。
彫刻の数々は見事で、急こう配の石段をがんばって上がってくる価値は十分にあります。
こちらも宝暦六年(1756年)の建造。
3.心落ち着く「風鈴」の音色
神社行内では、あちらこちらから風鈴の音色が聞こえてきます。
凛とした風鈴の音色は、涼しげでもあり、心が洗われ、心が落ち着く・・・そんな力を感じます。
※多くの風鈴が風に揺られている
※かすかに聞こえてくる1つの風鈴を探すのが、私のお気に入り
4.妙義神社のご案内(アクセスなど)
所在地
〒379-0201 群馬県富岡市妙義町妙義6
受付時間
拝観時間:9時~17時
料金
境内の参拝:無料
アクセス
<電車>松井田駅(信越線)からタクシーで約10分
< 車 >関越・上信越自動車道「松井田・妙義」ICから約5分
駐車場:「道の駅みょうぎ」の無料駐車場が利用 可(神社の鳥居まで歩いて 1分程度)
詳細・最新情報については、妙義神社公式サイト をご覧ください。