ダイエット中の多くの方が感じていること。
今回は、その理由を解説していきたいと思います。
脂肪が持っているエネルギー量は「2倍」
脂肪がなかなか減らない理由の一つとして
脂肪にはエネルギーが ギュッと詰まっているから
ということが考えられます。
脂肪のエネルギー量は、他の栄養素の 約2倍 です。
<1gあたりのエネルギー量>
・炭水化物・・・4kcal
・たんぱく質・・4kcal
・脂肪・・・・・9kcal
脂肪 100gでは 900kcal、脂肪1Kgでは 9,000kcal・・・となります。
9000kcal減らすための「運動量」の目安
それでは、脂肪1kg分、9,000kcalを減らすのに必要な「運動量」をみていきたいと思います。
消費カロリーのシンプルな計算方法
まずは、消費したエネルギー量(消費カロリー量)の計算方法です。
専用の測定機器が無くても、
簡単な計算式で ざっくりと 把握することができます。
消費カロリー (kcal) = 体重 (kg) ✕ 歩いた(走った)距離 (km)
例えば
- 体重 50kg ✕ 1km歩く → 50kcal の消費
- 体重 80kg ✕ 2km走る → 160kcal の消費
となります。
具体例
それでは具体的に、「同じ運動を続けて、何日で 9,000kcal減らせるのか?」をみてみましょう。
意図的にエネルギーを消費していくには、なかなか根気がいるようです。
なかなか脂肪が減らない、その他の理由
では、単にエネルギーを消費していけば 脂肪は減るのか?
というと、実はそうではありません。
脂肪を減らす、そのためには「注意事項」があります。
それは、「酸素」が不可欠 だということです。
先ほどの計算・具体例で、エネルギーを消費していく大変さ、時間がかかるなぁと感じた方は多いと思いますが、
ここで陥りやすいのが
「早く結果を出したくて、運動強度を上げる」 という行動です。
運動強度を上げるほど、確かにエネルギー消費量は増えますが、同時に呼吸が荒くなって酸素が取り入れにくくなり、結果、脂肪が燃えにくくなってしまいます。
「こんなに頑張っているのに、思うように結果が出ない」
「すぐに疲れて続かない(挫折💧)」
ということにならないよう・・・
呼吸がしっかりできる軽めの運動 をコツコツ続けていきましょう。
残念ながら、脂肪を減らすための ”近道” はありません。
<参考>効率の良い 脂肪の減らし方について解説 ↓
※脂肪のエネルギー量の表記について※
脂肪1kg当たりのエネルギー量を、スポーツ指導者の多くは7,700kcal、一方で、9,000kcalとされている肥満の専門医の方もいます。
数値の違いは、前提の違いなどによるものです。当ブログでは9,000kcal表記を採用しております。
※本文は「ダイエットのしくみが大まかにイメージできる」ことを目的としており、正確性に欠ける表現がございます。